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疾患が原因となる頭痛って何がある?

時々現れる症状ならば何とかしのぐことも可能であり、片頭痛や緊張型頭痛のタイプを知り自分なりに和ら上げる方法で対処することも出来ますが、中には様々な疾患が原因となってひきおこす場合もあるので、いつもと違う症状が出た場合には、注意をしておかなくてはなりません。脳は外側から硬膜、くも膜、軟膜で覆われているのですが、くも膜と軟膜のすき間はくも膜下腔と呼ばれており、くも膜下出血とはこの部分に出血が起こった状態になります。まるで頭を殴られたような突然の激しい頭痛が起こり、もうろうとして意識を失うこともありますし、嘔吐や血圧上昇もあり得ますので、いつもと違う症状があれば、くも膜下出血の疑いがあります。発症前に突然このような頭の痛みを何度か経験したという患者も多くいるので、風邪による症状が起こったのではないかと勘違いしてしまうこともあり早期の治療が遅れてしまうことにもなり兼ねません。

また、慢性的な頭痛が顕著なのが脳腫瘍の特徴であり、初期では2割程度、進行すると7割程度の患者に現れます。特に起床時に強く徐々に時間が経過すると改善することで、一時的なものだと考えている方も少なくありません。後頭部痛や原因不明の吐き気やおう吐が同時に起きることもあるので、同じく風邪による症状だと思い治療が遅れるケースも見受けられます。さらに、脳腫瘍が大きくなってくると視神経の異常も来たし、発症した部位によりしびれや手足の麻痺、言葉が上手く発せられないことや聴覚障害まで出るようになってしまいます。

このようにくも膜下出血や脳腫瘍などの重篤な疾患があることが原因になり、こめかみの痛みや吐き気、後頭部痛などの症状が出て来ることがありますし、脳そのものに病変が見られなくても自律神経失調症や更年期障害が原因となり不快な頭痛に悩まされることもあります。こめかみについ手が行ってしまうことが多いのは、この部分を抑えると幾分凌ぎやすくなるために自然に抑えてしまうという経験のある方もいるでしょう。ついつい頭痛持ちだからと考えがちになるものですが、体の中での疾患が原因で、頭痛が起こっている可能性も否定できませんので、気になる症状が続く場合には自己判断ではなく医療機関で早期に受診する必要性があると考えて対処するようにしましょう。いつも偏頭痛や緊張型頭痛を繰り返している方は、脳ドックを受けることも視野に入れて健康診断や医療機関の受診を行うことを検討してみることで、他の疾患が隠れていた場合でも早期発見を目指せるようになるでしょう。